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コラム おしゃべりコーナー - バックナンバー  

No.122 小さな?幸せ

廻谷 朋美 [2005/07/30]

  「なんだか、ちょっと幸せ」と感じるのはどんな時だろう?私にとっては、美味しい物を食べている時。さらに、それが自分の「愛すべき物」だったら言うことはない。 私は3食のうち2食はパンで大丈夫な、パン党だ。食事にもおやつにも、洋風にも和風にもなってしまう「パン」の多彩な姿にいつからかすっかり虜となっている。パンはスーパーでもデパートでも手に入るが、私は「町のパン屋」が大好きだ。大抵、そんなに大きな店構えではなく、気がつかないと通り過ぎてしまう可能性もありそうなのだが、パンに関しては常にアンテナが「ON」状態の私は見逃したりはしない。どこの町でも国でも、パン屋があると、必ずフラフラと中へ入ってしまう。パンに手書きの説明などがあると、店の人のパンへの思いを見るようで、うれしくなる。そして「甘いデニッシュには、濃いコーヒかな」とか「これはすぐに食べて、これは冷凍できるかも」などとああでもない、こうでもない、と考えながらトングを持ったままウロウロと十数分を過ごす。そうして悩んだ末に買ったパンを一口食べて、美味しかったその時「あぁ、幸せ」と感じるのである。

 もう一つの「愛すべきもの」、「アイスクリーム」について。私の一番古い「アイスクリーム」の思い出は、祖母の家に常備してあった、チョコレートがコーティングされたアイスクリームバーである。小さい頃の私は、祖母の家に着くとまず、冷凍庫のアイスクリームをチェックして「あぁ、今日も食べられる」とうれしくなったものだ。現在、うちの冷凍庫にも、かなりの確率でアイスクリームそれもカップ入りの物が入っている。カップ入りの理由は「ちょっとずつ食べられるから」。好きなものは時間をかけて食べるたちなので、カップアイスでないと途中でどろどろに溶けてしまうのだ。カップアイスでも、もちろん溶けてくるが、そんな時はまた冷凍庫に戻して数分してから食べる。周りの人からは呆れられるが、本人にとってはその待ち時間も、幸せなひと時である。外でアイスクリームを食べることもあるが、日本のアイスクリームショップは、デパートの中にあることが多い。デパートの隅の一角で、ベンチに腰を下ろして隣の人に気を使いつつ・・というシチュエーションになることが多いため、躊躇してしまう。やはり、好きな物は大事に味わってゆっくり食べたい。そんなわけで、食べたい気持ちを抑え、抹茶、バニラ、ストロベリーなど、冷凍庫にあるカップアイスを思い浮かべつつ、家路を急ぐのである。

 以上、私の「愛すべきもの」について書いてみたが、とても書き足りるものではない。改めて「好きなんだなぁ」と感じた。小さなことも積み重ねれば大きくなる。日々、小さな幸せを感じている私は、実はとても大きな幸せをもらっているのかもしれない・・・



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