No.61 笑いどころ
先日、あるテレビ番組を見ていたら、吉本新喜劇の今田耕司(いまだこうじ)が出ていました。吉本が東京に本格的に進出して、新宿に「ルミネtheよしもと」という劇場をつくったのを知ってますか?そこでの話になったとき、インタビューする人が投げかけた質問が「観客の反応は大阪と東京では違いますか?」というものでした。今田は答えました。「いやー、最初はそんな変わらへんやろーおもーてたんですけど、やっぱり違いましたわ」と。「え?何が違うんですか」という問いに「笑う場所ですわ」と今田は答えました。
どういうことかといいますと、東京の人はギャグを言ったらすぐに笑う、つまり反応するそうです。でも、大阪の人はギャグを言ったことに対して、誰かがツッコミを入れたときに笑うんだそうです。おもしろいことを言っただけではダメで、それに対してツッコミを入れなければ笑えないんです。ボケとツッコミの文化が確立した?関西ならではの現象なのかもしれません。
そんなある日、NHKの「爆笑オンエアバトル」を夫婦で見ていました。「おぎやはぎ」というコンビが漫才をやっていて、けっこう笑えました。でも、そのとき、ハッと気づいたのです。夫婦の笑いがズレていることに。関東生まれで関東育ちの夫は、ギャグのあとすぐに笑うのに、関西生まれ関西育ちの私は、相方がツッコミを入れたあとに笑っていたのです。これは本当に無意識だっただけに、驚きました。「今田が言ってたことは本当やったんやー」と思いました。
みなさんは、どうですか。ぜひ生まれ育ちの違う人といっしょに漫才を見てください。そうすると発見できることがあるかもしれませんよ。

|