No.60 中国便り4-ワールドカップ終了-
お久しぶりです。その後お変わりありませんか?
3月7日に新学期が始まって以来、何だかずぅーーっとパタパタバタバタ。 そうこうしているうちに、こんなに長いことご無沙汰してしまいました。 結局この4か月間も、前期と変わらず宿題と予習に追われる日々。 合間を縫ってドイツから遊びに来た友人と、いにしえの古都、洛陽・西安へ1週 間の旅。 彼女は長身茶髪碧眼の白人で正真証明の外人(?)ですから どこへ行ってもすぐに衆目の中心となり どこへ行っても私に向けられる質問は、゛おまえ、ガイドか?゛ そう、私は所謂『ガイジン』ではないのです。 でも、これは中国で生活する上ではとても喜ぶべきことなんです。 (この旅行中に撮った写 真のうち、一番評判がよかった西安の大雁塔の画像を1枚添付しておきます。)
さてさて、ワールドカップもとうとう終わってしまいましたね。 日本は開催国なりの盛り上がりがあったと思いますが、ここでもナカナカそれなりの、特別 な時間と空間が展開されました。
何と言っても今回初出場の中国チーム。 そして留学生の大半は、韓国人と日本人。 中国、日本、韓国の3チームの第1回戦が行われた6月4日 キャンパスには朝から、何だかちょっと異様なムードがありました。
私は毎週火曜日午後、中国人研究生の授業を聴講させてもらっているので、この日も授業が始まる午後2時には、きちんと教室に行ったのですが、教授と学生による討議の結果 、満場一致でこの日の授業は一日延期が決定。 中国チーム第1戦・対コスタリカ戦は、北京時間2時半キックオフ。 いつもこの時間は閉まっているはずの学生食堂は、中国人学生で満員御礼。みんな休講になった(した)んでしょうね。 テレビに向かって大声援が上がっておりました。 中国でもサッカー熱は年々高まっており それこそちっちゃい子供からお年寄りまで、みんな結構好きですねー。 ちなみにサポーターのことを中国語で、『球迷(チウミー)』と言います。
日本チーム、韓国チームの試合があるときは、留学生寮が大騒ぎ。 突然あちこちで大歓声が上がるので、たとえ自分で試合中継を見ていなくても 得点が入ったのがすぐにわかる、というしくみです。
学校には、日韓以外にもドイツ、フランス、イタリア、スペイン、イギリス アメリカ、ロシア、スウェーデン、サウジアラビア などなどからの留学生もいるわけで、当然教室内は連日悲喜交々。 日によってワールドカップの話題は“タブー”となる教室もあったようですが (うちのクラスにも、ロシア人学生が一人おりましたので…。) 何かそれに関してトラブルがあったという話は聞いておりません。 ま、それでも結果として、日中韓3国の対戦がなかったことについては、やっぱりよかった、などとちょっとホッとしているのでした。
最終的にドイツは決勝でブラジルに敗れ、準優勝となってしまいましたが、ドイツ人の友人達は口を揃えて、その準優勝云々よりも 決勝戦がドイツ対トルコでなくて本当によかったと言っていました。 ドイツ国内のトルコ人問題はかなり深刻化しているようで 国によって事情はそれぞれですね。 そういう話を耳にすると、道頓堀に飛びこんだ150人を筆頭に青を脱ぎ、赤や黄色に着替えて歓声を挙げていた日本人『チウミー』達の姿は何だかとてもいじらしく感じられたりしてきます。
たかがサッカー、されどサッカー。 真夜中の歓声は安眠妨害、今回の開催が地球の裏側でなくてホントによかったと、それだけしか考えていなかった、全く『チウミー』でない私も いろいろ感じた1ヶ月間でありました。
そんなこんなしているうちに、北京留学も残すところあと2週間。 中国はもちろんのこと、世界中からの新しい友人を得たこの10か月間は、まさに私自身のワールドカップでもありました。それもまもなく終了です。 と、いうことで、『中国便り』も取りあえずこれを最終便とさせていただきます。 では、また。 再見。

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