No.57 ナースのお仕事〜Part2
今日は、準夜勤務で15時から仕事でした。手術日で、バタバタしていました。思いもよらないハプニングがあり、とても、とっても、泣きそうなくらい、ビックリして、焦りました。
77歳のおじいさんなんですが、背中から持続的に入れている痛み止めの管を、何と勘違いしたのか、噛みちぎっていたのです!!!!!!ちょうど夕ご飯のときで、流動食を食べてもらっていて、しばらくして訪室すると、接続が外れていて、よくよく見てみると、かじったあとがあり、ふたが3個も無くなっていたんです。 「これは、飲めないよー。もういらない。」
これは、食べ物ではなーーーーーーーい!
もしかして、ふた、飲んじゃった?
どうしよう。
レントゲン、レントゲンに写るのかな?? きゃーーーーー!
もう、ほんとに、瞬間的にいろいろ考えてしまいました。結局は、なくなった3個のふたは、ふとんの中から出てきたり、床に転がっていたりして、見つかったのですが…。飲もうと思えば飲めてしまうくらいの大きさのものだけに、心配しました。点滴などを抜いてしまうことは、よくあることで(よくあってはいけないのですが…)、注意していたのですが、まさか、こんなことって…これは、みんなに見せなくちゃ!と思い、ビニール袋に入れて、保管してきました。 今思うと、入れ歯をしていなかったはずなのに、歯形がついていた…。うーーーん。そういえば、歯磨きしてもらったあとの吐き捨てた水がピンク色をしていたような… 恐るべしご老人…(もちろん、この方は、消灯と同時に看護室に連れてきてしまいました。)
この、問題のおじいさんの隣も同じ年齢のおじいさんなのですが、 「隣のじい様が、夜中にごそごそしてさあ…眠れなかったよ。」 なんて、話をするんですよ。お年よりは可愛いです。若かりしころのお話も、楽しそうにしてくれたりして。
お年寄りと話していると、6年前に亡くなってしまった父方の祖母に会いたくなります。ずっと一緒に住んでいて、よく、怒られてました。そのときは、うるさい!何て思っていたんですけどね。「ギョウショウ」をやっていたとかで、背中が“く”の字に曲がっていて、腰が悪くて、鎌倉に住んでいたころは(高校生のとき)、祖母が1人では危なくってお風呂に入れないので、一緒に入っていました。(この頃は、あたしばっかり…と嫌々でした。) 看護学校に入って一年生のとき、ちょうど姉の勤務していた病棟に入院したので(姉も看護婦なんです)、習いたての、ベッドの上での洗髪を実験台としてやらせてもらって、実験台だったのに、喜んでもらいました。後日談として、すすぎが足りなくって、余計に頭が痒くなったと母から聞きました…
お年よりはボケボケしてしまったり、トイレ介助した直後に「トイレ!」とか言ってきたりするので、バタバタしているときは、「もう!」何て思ったりしてしまうのですが、やっぱり、優しくしなくちゃなって思います。 でも、たまに、どうしても可愛いと思えない、憎らしいお年よりもいます。嫌味っぽいことを言ったりするので、あまり好きじゃない患者さんがいました。
でも、何日も関わっていくうちに、そんな嫌味っぽさも可愛いと思うようになったAさんという92歳のおばあちゃんがいました。あるとき、低血糖で、意識レベルが落ちて、「なんだか、分からないわ。」なんて言うんです。処置をして、回復して、大事にはいたらなかったのでよかったのですが、回復後の意識レベルを計ろうと、Aさんの肩をとんとんしながら、「ここはどこか分かりますか?」と質問したんです。もちろん私が求めていた返答は「警察病院」だったのですが、新井さんは「かーた(肩)」と答えてくれました。確かに、肩をとんとんしながら質問していたので、間違いではなく、より正しい返答なんですが。このことで、Aさんはますます私の心をつかんでしまいました。

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