No.52 火曜スケッチ〜事務局ウォッチング〜
私は神奈川県民サポートセンター10階の一隅に置かれた観葉植物です。 毎週火曜日は、午後3時から、このフロアーで地球学校・事務局が 開かれています。どんな様子かお知らせしようと思います。
・今週まず最初に現れたのは、財務担当の副理事長H氏。目下、ある助成金申告書作成に追われ、決算も控えているので昨夜も徹夜状態だったとかで不機嫌そう。すぐに、パソコン打ち込みのため、11階のパソコンコーナーに上がって行く。
・続いて、理事長Uさん、日本語事務局長Wさん。二人ともいつも 重たそうなかばんを抱えている。中には、ごちゃごちゃと、いろいろな書類やら、教材やら・・。食料も。
・上からそそくさと降りてきたH氏と、申告書類についての打ち合わせ。何しろ、昨年度のすべての行事、その収支をこと細かに申告しなければならないらしい。あまりの細かさに3人ともブツクサ、ブツクサ・・ 「ボランテイア団体にここまで要求するなんておかしい。これは いじめですよ!」とUさんの悲鳴。この人はすぐ大声をはりあげる。 しかし、温厚なH氏は淡々と説明。
・6月おめでたの現会計のYさんに代わり、6月から会計を引き受けてくれたMさんが引き継ぎ業務のためにやってきた。しかし、H氏とUさん、「今こっちが大変。引継ぎなんてやってらんないの。手伝ってえー」 Mさん、目を白黒させながら、昨年度の領収書やレシートすべてを科目別に振り分け、紙に貼ってコピーするという作業にとりかかる。
・会計のYさん、やっぱり重い書類バッグを提げて登場。身重なのに、あんなに重い荷物を持ってだいじょぶかなあ?これもみんなあまりにもロッカーが小さくて、置く場所がないから・・。いつも通 り、通常の会計の仕事に取りかかる。
・全くの無償奉仕で事務局の手伝いを買って出て、毎週通っている書記のNさん登場。本当は今日は新年度、登録更新してくれた会員さんに礼状と会員証を送る作業をするはずだったのに、領収書の貼り付け・コピー作業に引きずりこまれ、黙々と手を動かしている。この人は常に、目立たない仕事を黙々と、しかもきっちりとこなし、全員からすこぶる信頼されているらしい。
・そうこうするうち、4月から日本語事務局を手伝うことになった 日本語の先生のTさんがやってきて、Wさんと打ち合わせ。 この人は英語が得意らしく、チラシの英語バージョンを作るための打ち合わせらしい。
・離れたところで中国人女性に日本語レッスンをしていたB先生が、レッスンを終えて戻ってきた。Uさんと、27日のイベント「お茶ものがたり」のこと、5/25日本語教師のための公開研修講座のこと、5/26のハイキングの チラシのこと、などゴチャゴチャと話しあっている。 「ここにいるとどんどん仕事が増えるから、もう帰ろっと!」と、腰をあげたところに、夕方からのクラスレッスン担当のM先生が、「チョコレートいかが?」とメゾソプラノの声を響かせて登場。この人は声も高いし、動きも早く、いつも賑やか。その明るさとバイタリテイで、生徒からは人気があるらしい。
・若いDくんがひょっこり現れ、たちまちUさんに「いいとこ来たねー」と取り押さえられて、「27日、カラダあいてたら会場設営の手伝いに来てエ」と有無を言わさぬ 勢い。人のいいDくん、「いいっすよ」
・とまあ、いろいろな人が出入りして、それぞれが仕事をこなしているけれど、何と言ってもUさんは慌ただしい。今日会った人は内部の人以外では、学習希望者のフィリピン女性。イギリス人男性とそのパートナー。コロンビア人の女性とその甥。他に、7月イベントの企画のことでイベントの セミプロであるMさんと話しこんでいたと思ったら、11階のアドバイザーの Kさんと「すまいサポート」(外国人のための部屋さがしのサポートをしている 団体)のことで話しこんでいた。 何でも教え子の台湾女性が、就職して来日するそうで、住むところを探して いるらしい。
・その「すまいサポート」の副代表でもあり、以前から県民サポートセンターのアドバイザーとしても活躍してきたKさんは、地球学校に好意的で 「相談にくる外国人に、へたな日本語学校へ行くより、地球学校の日本語教室のほうがしっかりしているわよ、って言ってるのよ」「おたくは、きめ細かく対応してらっしゃるわよねえ」などと言われ、Uさん、一段と声をはりあげて「そうですよ。たとえわずかでもお金をいただく以上、一人一人の先生が、プロの教師として学習者のニーズに 応えるために最善の努力をしているんです。」と熱っぽく語っていた。
・ちなみに、3時以降、地球学校のマイレッスン(プライベートレッスン)は、中国人女性、中国人男性、オーストラリア男性、アルゼンチン男性、 イギリス人夫婦、アメリカ人女性、の6組。夜は中級クラスレッスンがあり、その先生方も入れ替わり立ち代わり、顔をだすのでいつもざわざわと落ち着かない。
・右往左往、バタバタバタバタ・・としているうちに、やがて館内に蛍の光のメロディが流れ始める。閉館の10時になる10分前に鳴り出すのだけれど、大抵この時間まで残っているのは、Wさん、Uさん、Yさん、Nさん。この時の彼女たちの慌てぶりもすごい。何しろ、テーブル二つにわたって雑多な書類が山積みになっていたり、散乱していたりするのだ。 手当たりしだいにかばんに詰め込む人。ロッカーにしまうものを整理する人。 食べ物や飲み物のゴミを始末する人。ほらほら急がないと・・職員の人が まわってきますよー。 はい、テーブルをきれいにして、、椅子も揃えて、、あらら、警備のおじさんが もう電気を消してまわってますよぉ。 「いつも遅くてすみませ〜ん!」と彼女たちの声がエレベーターの前あたりから 聞こえてくるころ、フロアーはすっかり闇。---本日もごくろうさん!

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