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コラム ふしぎ日本語 - バックナンバー  

第121回 難しいことは、易しく訳して!! 

ichi

 2007年1月に、ウインドウズ・ビスタとオフィス2007が発売されて、パソコン文化も新時代を迎えた。ところがこの新しい機種で作成したワードの文章は、従来のパソコンでは見ることが出来ない。もちろんマイクロソフト社も対策は考えている。インターネットで補完プログラムを自分のパソコンに取り込めばいいのだが、これがまた厄介である。
 ホームページを開いてみると何やら説明書きが書いてあるがこれが読みにくい。何を言っているのかその日本語がわからない。おそらく原文は英語でそれを翻訳したものと推察される。例えばこんな具合である。

 『オープン XML 形式により、Word、Excel、および PowerPoint の公開性と透過性が刷新されました。ソリューション開発者は、新たな各種の統合を活用して、ドキュメントを重要な情報源に関連付けることができます。オープン XML 形式の詳細については、こちら (英語) を参照してください。』

 技術的な専門用語が分からないのはしょうがないとしても、せめて概要だけでも理解しようとするのだがどうしても新方式の素晴らしさがイメージできない。技術文書だと言うことで正確さと逐語訳にこだわっている感がある。もっと「意訳」したほうが一般人には理解しやすいのだが。
 一昔前は翻訳された技術文書を一般の人が目にする機会はほとんど無かった。翻訳は文学者か翻訳家の専門分野だった。いまや技術者が日本語に訳した文章がそのままカタログやホームページに掲載されている時代である。訳した技術者本人は内容を理解しているから、この難解な文章でも十分に理解しているものと思われる。しかし、それでは事足りたとは言えない。日本の技術者も日本人に理解できる文章で内容を説明する努力を積んでほしいものである。また、企業も優秀な技術文書翻訳者を優遇すべき時代になってきたのでは無いだろうか。


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